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はじめに

 電子メールというものが一般に普及し始めてから10年を超える歳月が流れました。
 最初は、会社や大学の研究職や技術職の方々にインターネットを活用した道具のひとつとして普及していたものですが、なんといっても一般に大きく普及することになったきっかけは、1995年11月23日に発売された Windows95 に因るものが大きいと言えるでしょう。



日本においては、その後に出てきた携帯電話に電子メール送受信機能がついたことで、電子メールの読み書きが生活の一部になっているなんていう人も多いでしょう。
 筆者は、携帯電話で電子メールの送受信は余りやりませんが、1日の業務の中で電子メールのやり取りに費やす時間は、最大で3時間や4時間になります。生活はもとより、業務には欠かせない存在です。

 急速に普及した分、未だ置き去りにされているのが、そのモラルや作法といった利用マナーです。
 リアルな社会では、モラルやマナーが守られることで治安や豊かな生活が享受されています。ところが、インターネット上、特に電子メール上ではこれらを考えて利用しているとはっきり判る方々は、筆者から見れば1割も居ません。
 間違った知識により、明らかに間違った我流マナーや、間違った我流モラルが横行しています。一番懸念することは、

「自分達の電子メール作法が間違っている」

 という認識を持てない(或いはそういう認識を持とうとしない)でいる方々が実に多いという現実です。
 間違ったマナーが横行しているので、「インターネットは怖いもの」という変な固定観念を抱く方々さえいらっしゃいます。
 これは明らかにそのような固定観念を抱いた方々に不利益を与えています。

 電子メールの利用マナーを正しく知ることは、今後皆様が Web サイトを構築したり、インターネット関係で指導的立場になった時に正しく活用するための基礎となります。

 筆者はWindows95 が発売される何年も前から、幸いにもインターネットや電子メールの世界を嗜んでいました。
 当時はそんな利用マナーマニュアルみたいなものなんぞなく、皆先輩格の方々に怒られ・叱られながらマナーの類は会得していったものなのです。
 いわば、体で覚えた利用マナーとも言えます。実際の現場で試行錯誤して覚えたものなのです。
 それを紹介し、電子メールの利用マナーを根本的な部分から見直して頂くのが本書の目的です。

 反発を感じる人ほど目を通していただきたい内容です。
 気持ちの良いインターネット環境醸成に是非ご協力お願いします。

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