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電子メールシステムの歴史(黎明期)-1


そもそも電子メールとは?

「メール」というのは、そもそも「手紙」とか「封書」といった意味である。
そして、それを電子的な通信媒体≡「インターネット」でやりとりするので「電子メール」と呼ぶ。
英語では ‘Electric Mail’ で「Eメール」とか、E-Mail と略されることもある。



■ 電子メールシステムの歴史(黎明期)
 「電子メールシステムの歴史」というと、技術者の中には 「Unixの歴史そのもの」を連想する人もいるかもしれない。
 しかし、それは間違いで、電子メールそのものは 1960年代には既にその仕組みが存在していた。

 世界初の電子メールシステムは、1964年頃に遡る。
 最初は、同じ大型コンピュータを利用するユーザ同士の連絡やコミュニケーションに使われていた。

その仕組みが1961年に公表された、マサチューセッツ工科大学(しばしば MIT と略される)で開発された CTSS と呼ばれるOSの一種に組み込まれたのである。
 CTSS は現在の Unix の原型であり、CTSS の後に MIT・AT&T・GE社・ベル研究所などの共同開発で Multics といわれるOSが開発されたが、この雛形が Unix そのものである。(Unix は 1970年にベル研究所により発表)
世界初の電子メールシステムは、以下のようなイメージである:
img1_01.gifimg1_02.gif
1台の大型コンピュータのユーザ毎に電子メールを受信するためのメールボックス(=郵便受け)をハードディスクなどの外部記憶装置に用意しておき、受信毎に受信者のメールボックスに内容を追記する形をとる。
 各ユーザが電子メールを読む時は、各々専用のメールボックスを読み取ることになる。
 
 この形式で先ず出くわした問題点に、「外部との連絡には利用出来ない」という点がある。
 翌年の1965年には、この問題点は解決したという話も随所に見受けられるものの、定かな話ではない。
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