1979年には、UUCP のネットワーク USENET が誕生している。
UUCP をTCP/IP 版のようなものにし、且つ電子メール送受信に特化したものが SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)である。
SMTP は、「エリック・オールマン」なる人物が、カリフォルニア大学バークレー校に在籍中の1982年に世界初のインターネットメールプログラムとして、sendmail を立案・開発したものである。彼は プログラム名と同じ名前の会社 sendmail 社 (http://www.sendmail.co.jp/〔日本語サイト〕) という会社を運営している。
UUCP をTCP/IP 版のようなものにし、且つ電子メール送受信に特化したものが SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)である。
SMTP は、「エリック・オールマン」なる人物が、カリフォルニア大学バークレー校に在籍中の1982年に世界初のインターネットメールプログラムとして、sendmail を立案・開発したものである。彼は プログラム名と同じ名前の会社 sendmail 社 (http://www.sendmail.co.jp/〔日本語サイト〕) という会社を運営している。
この sendmail は、前述の BSD Unix には1982年以降、標準で組み込まれており、その運用は今となってはかなり難解なものとなっているにもかかわらず、インターネットメールプログラムにおけるシェアは7割前後になっている。SMTP が出現するまで、TCP/IP環境での電子メール送受信には FTP が使われていたが、急速に SMTP に置き換わって行くことになる。
蛇足だが、SMTP の S は ‘Simple’(単純・簡易的な)という意味だが、全く単純ではないというのが筆者の所感である。
この頃になってくると、コンピュータそのものの性能が飛躍的に向上し、大型コンピュータ上でしか動作出来なかった Unix が、より小型のコンピュータでも動作できるようになってきた。ちなみに今では、ちょっと古いパソコン(=小さなコンピュータ)でも Unix はごく普通に動作するほど、コンピュータの性能は更に飛躍的な性能向上を遂げている。
言い換ると、現在のパソコン(=小型コンピュータ)は、1970年代・1980年代の大型コンピュータに匹敵する性能があるとも言える。
また、1980年代になると、コンピュータそのものの使い方が、大型コンピュータを大勢で使う「一極集中型」から、性能が高い小型コンピュータを部署単位やグループ単位といった一定の職場単位で使う「多極分散型」に移行し始めた。これは、昔はよく「ダウンサイジング」と言われ、時代の先端を行くような扱いだった。
ちなみに「ダウンサイジング」は、知る必要性も小さい「死語」に近い言葉である。
「ダウンサイジング」が起きた背景には、コンピュータの利用者急増に対して、大型コンピュータの処理能力向上が追いついていかなかったのと、需要の多様化が挙げられる。
この流れの中で、電子メールの送受信は大型コンピュータが設置されている拠点から、職場単位に設置されるワークステーションなどの「ホストマシン」へ、また、接続端末も、大型コンピュータに合わせた専用端末から、Windows や Mac などがインストールされたデスクトップコンピュータに移行し、ホストマシンへの接続は、Windows や Mac 上で動作する端末エミュレーションソフトウェアが担うようになった。
需要の多様化で、本当に「電子メールを送受信するだけにしかホストマスンを使わない」という利用者層も出てきて然るべきで、そのような利用者にとって、電子メールを読み書きする目的だけのために端末エミュレーションソフトを使うという状況は、実情に合わないという課題も出てきたようである。
また、利用者層が広がり、これまで技術者・研究者だけで特に問題とはされない操作性も、例えばコンピュータを一度も触ったことなんて無い文学系の方々には、思いのほか難解なものだったりするなど、この面でも実情に合わない課題が顕在化してきたのである。
