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電子メールの送信から受信まで-1

電子メールの送信から受信まで

ここでは、現在の一般的な電子メールシステムの全体像を理解していただくため、電子メールを特定の相手先に発信してから、相手先に届くまでの概要を示す。
 ただ何となく使うのと、ある程度全体像を理解して使うのでは、自ずと利用マナーにも差が出てくるからである。
1)電子メール送信依頼受付完了まで
 電子メールを発信する際は、不正利用や不用意にコンピュータウィルスを出さないようにするため、様々な手順を踏む。
 電子メールを発信する際に関係するのは、SMTP で、その処理を実行するのは SMTP サーバである。


以下にその手順を示す:
  1. 発信元から送信依頼。SMTP で受け取る。
  2. 送信依頼元が、

      ・送信依頼することを認められたIPアドレスか
      ・送信依頼者は許可された正しいユーザか

    であることを確認する。(ユーザ認証)
    この時点でNGであれば、送信依頼失敗として終了。
  3. 送信電子メールが、コンピュータウィルスかどうかをチェック。ここでコンピュータウィルスであると判明したら、無視をして処理終了。
    同時に、隔離専用のシステムメールボックスに該当メールを配送し、その旨をサーバ管理者に電子メールで通知。
  4. 送信相手先のメールアドレスが、存在するメールサーバかどうかを検索する。(DNS)
    この時点で「存在しない」という結果になったら、送信依頼失敗として終了。
  5. ここまでの処理で問題なければ、送信依頼元に「送信依頼成功」を通知して、送信依頼元とのSMTP通信を終了すると共に、実際の電子メール送信先のメールサーバに対し、接続要求を出す。

 ここで、ユーザ認証の手順を踏まない SMTPサーバもある。
 というのは、従来の SMTP は、ホストマシンを使用できるユーザ限定で、ホストマシンを利用開始する際にユーザ認証するため、敢えて SMTP でユーザ認証する必要性が無かった時代の開発だからである。
 SMTP 自体にてユーザ認証の仕組みが標準化されたのは 1999年3月になってからである。
 これは、 SMTP-Auth と一般的に呼ばれているが、まだ普及がそれほど進んでいない。
 筆者が構築・運用するメールサーバは全て SMTP-Auth が標準である。

次回に続く
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