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電子メールの送信から受信まで-5

■ 絶対に止まらないメールサーバは存在しない
 メールサーバの実態は、コンピュータそのものである。
 そして、「コンピュータは絶対に停止しない」という、昭和時代から続く根拠のない話を信奉する方々が少なからずおられる。その延長で「メールサーバもコンピュータなのだから、停止するなんて言語道断だ」と持論の方々がやはり居られるのである。
 停止の理由には、大きく分類すると以下のようなものがある:
・ 通信回線のトラブル  → 通信回線業者でもない限り、避けようがない
・ サーバ機器のトラブル → 多くの場合、自然発生するので停止を避けるのは不可能。
自前設備であれば迅速な対応も可能ではあるが、復旧予定時刻の予測までは困難
・ 緊急メンテナンス作業 → 最近は緊急を要するメンテナンスが殆どである。
(セキュリティホール対策のため)
メンテナンスの連絡と許可をとる時間を取る時間的損失よりも、その時間内に重大な障害が発生した場合の損失の方がはるかに大きいので、緊急停止してでもメンテナンスするのである。
・ 計画メンテナンス作業 → 事前連絡しても、それを忘れられたり、無視されたりすることが案外多い。
・ 利用ドメインの失効 → ドメインは基本的に利用者側の資産なので、利用者側で管理するのが基本。
最近のドメイン登録業者(=レジストラ)は、更新時期が近づいてくると、電子メールや電話でお知らせしてくるので、そういう連絡を無視しないこと。
・ 利用者側のトラブル → 一見、メールサーバに問題があるように見えても実際は、利用者側に何らかの問題があったという事象が結構多い。
以下、実例である:
               ― メールボックスが一杯
                (受信メールを溜め込んでいた、受信処理していなかった)
               ― ルータやスイッチングハブの電源が入っていなかった
                (電源コード抜け)
               ― 再インストールで各種設定に間違いがあった
               ― LANケーブルの抜け、緩み、規格外のものを使用
               ― 利用者側設備の故障
 ここで強調したいのは、メールサーバの停止は好き好んでやっているのでは無いということと、メンテナンスの為に毎回事前連絡し、許可を求める状況では無いということである。
 いつも事後連絡だからという不満を以って接続業者を変えても、同じ不満を変更した業者でも味わうことになるだろう。

次回に続く
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