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電子メールの送信から受信まで-6

■ 役割分担―MUAとMTA
 一口に電子メールシステムといっても、よく見ると、利用者が介在する部分と、全く介在しない部分がある。
 この後の章でだんだん明らかになっていくが、電子メールシステムは、複数の異なるサービスプログラムの集合体で、それらが能動的な結合をすることで、初めて実現できるやや特異とも言えるシステムである。
 単刀直入に「MUA」と「MTA」という2種類の用語が出てきたが、この2つの用語は電子メール関係の資料を読んでいたりすると、結構出てくる。以下に説明しよう:
 MUA(Mail User Agent)
 電子メール送受信ソフトウェアの総称である。
 電子メールを作成・送受信するソフトウェアは、全てMUAである。
 MUAは普段利用するコンピュータのOS上で動作する。MUAには以下のようなものがある:

Windows
・ Outlook (Office 97/2000/2003 にバンドル)
・ Outlook Express (Windows 95/98/98SE/Me/2000/XP/Vista に標準装備)
・ Thunderbird (http://www.mozilla-japan.org/products/ 、オープンソース)
・ 電信八号 (http://denshin8.esprix.net/ 、オープンソース)
・ AL-Mail (http://www.almail.com/ 、一部ユーザはシェアウェア)
・ Eudora (2007年夏頃より、オープンソース化の予定)
MacOS
・ Eudora (2007年夏頃より、オープンソース化の予定)
BSD Unix,Linux,Solaris
・ Mew (http://www.mew.org/)
・ Thunderbird (http://www.mozilla-japan.org/products/ 、オープンソース)

MTA(Message(Mail) Transfer Agent)
 電子メールの送受信を実際に行うサーバプログラムを主に指す。MTAは利用者からは空気のような存在である。
(実体は見えないが、絶対に欠かせないものという意味)
 MTAには以下のようなものがある。全て、BSD系Unix,Linux,Solaris で動作する。
Sendmail (最古で且つ一番利用シェアの高い MTA)
Qmail (Sendmail の問題点を改善することを目標に開発された)
Postfix (Sendmail の長所と Qmail の長所を取り入れ、更に高速化を図ったもの)
Courier-MTA (最も造りが良い MTA)
Exim (Postfix に類似しているが、柔軟性がこちらの方が若干良い)

電子メールの使い方
 ここから、早速利用マナー編である。
 利用マナー、即ち「掟」である。殊にインターネットの世界ではこの「掟」を無視する者・軽視する者が多い。
 更にこれから紹介する「掟」は、多くの方々が「電子メール」という文明の道具に出会う前の20年余りの間に先行して利用していた、研究職や技術職の先輩諸氏が試行錯誤で得た共有資産であることを忘れないで頂きたい。

次回に続く
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