« 電子メールの送信から受信まで-8 | メイン | 電子メールの送信から受信まで-10 »

電子メールの送信から受信まで-9

○ HTML メールは使うな

筆者のところには、こういったたぐいの spam メールがよく来る。spam メールを選別・隔離するためのメールフィルタは利用しているが、見事にすり抜けてくるのが、毎日数通ある。
実際は、数十倍の同様のメールが来ているのである。


ここでは、spam メールを紹介しているのではない。
いわゆる見た目が良い HTML メールの話である。

左記の電子メールも HTML メールである。
昨今では、HTML メールは販促効果が通常のテキストベースの10倍あるという持論が真偽が定かではない状態で展開されており、この議論を意図的に遮ろうとする動きさえある。

昔も今も HTML メールはあまり歓迎されていない。
HTMLメールが歓迎されない理由は、昔と今では異なっている。

昔は、HTML メールに対応した MUA(=電子メール送受信ソフトウェア)が少なかったことにより、HTML メールに対応していないMUAで HTML を受け取ると、左記のように、生の HTML タグが怒涛のように現れてきて、肝心の本文が判らなくなることによるものだった。

しかし、今では、大半のMUAが HTML に対応したので、 生のHTMLタグが直接表示されるということは見かけなくなった。

問題は、HTML そのものの特性である。
同じ内容でも、HTML にすることでデータ量が多くなる。
ものによっては 10倍以上になるだろう。

  • HTML タグによっては、画像をダウンロードさせ、リンクアンカーを張ることにより、Webサーバ側にアクセス ログを残すことが可能なので、何処の誰が HTML メールを受信したか掌握しやすい
  • コンピュータウィルスをダウンロードするように組み込んだ HTML タグを埋め込むことで簡単に閲覧者の環境に コンピュータウィルスを仕掛けることがやりやすい
 特に2点目は、HTML メールは、「コンピュータウィルス媒体の温床」ということを物語っている。
 HTML メールを使う方々は、ほぼ100% 好んで使うが、セキュリティ問題などで HTML を嫌っている方々は、ほぼ 100% 「こんな形式の電子メールは淘汰して欲しい」と思っているくらい、好き嫌いが分かれるのである。

 どうしても HTML メールを使いたいのなら、受信者の承諾を得てからにしよう。
 HTML メールを嫌っている方々に HTML メールを送ると、上記のような背景からトラブルの元凶になりかねないからで、相手がどんな人か判らない場合は、なおさら HTML メールを使うべきでない。

 ちなみに筆者は、「HTML メールは送って欲しくない・淘汰して欲しい」派である。
 その理由は、セキュリティの問題もあるが、同じ情報内容なら、少ない情報量で内容の濃い情報が常に欲しいからである。

次回に続く
Powered by
Movable Type 3.34