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電子メールの掟(実践マナー偏)-5

―全文引用はいかなる場合も基本的にご法度なんです
―全文引用はいかなる場合も基本的にご法度なんです
Windows95 が普及してから、特に多いパターンがこの形態の電子メールである。
この電子メールを見て、何回やりとりされ、どう話が流れたか3秒以内に答えられるだろうか?
一番最初が 一番下の ----- Original Message ----- 以下の10行である。本文6行、署名4行の電子メール。
それに対するリプライが、上の ----- Original Message ----- 以下の 30行前後の行。全文引用しているので、最初に発信した電子メールがまるごとコピーされた形だ。
そして、更にリプライしたこの電子メールの本文はたったの2行。話の内容を追うには、30行前後の全文引用部分を追いかけないとならない。
説明して、やっと理解できた人も多いことだろう。
説明するのも馬鹿馬鹿しいし、説明を別途必要とするような判りにくい電子メールは、コミュニケーションの観点では意味が無いことに気付いて欲しいのである。
さらに、MUAでは、電子メール1通は、まるごとハードディスクになんらかの形で保存される。
全文引用を繰り返した電子メールは、指数関数的に電子メールのサイズそのものが巨大化し、通信量の増加・保存領域の無駄な増加など、良い影響が全く見出せない。
それに、これが携帯電話での送受信だとしたら、受取人によっては、パケット通信料金がかさみ、つまらないことで悲鳴を上げることになるだろう。

何よりも、話の流れが判り難いというのは、特に筆者のように毎日多量に電子メールを受け取る身になると、読むだけで時間も労力もかかるので、迷惑メールそのものという感覚になる。よって、体裁を見てウンザリし、読み飛ばすことも多い。
 電子メールの基本のひとつは、「読み手が読みやすくなるように」が鉄則である。
 よく全文引用が電子メールのスタイルになっている方々に「全文引用」をする理由を問いただすと、
  ・引用部分を削るの面倒くさい、時間ない
  ・レジュメにしている
  ・勝手に内容を変えるのはおかしい (← これはある種の誤解が入っている面もある)

 といった答えが返ってくる。筆者に言わせると、全部書き手(送り手)の一方的都合であり、本来のインターネット社会では全く通用しない理屈・理由である。
 また、電子メールを送受信する相手によって、全文引用をしたり、しなかったりと器用に使い分けている人もいる。
 しかし、そのような労力があるなら、その労力を全文引用しない読みやすい電子メールの普及に注いで欲しい。

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