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電子メールの掟(実践マナー偏)-8

― スレッドを重要視しよう
 掲示板では、会話単位のひと括りを「スレッド」と呼ぶ。
 電子メールでも同様である。しかしながら、あまり知られていないのが現状である。
通常、受信電子メール一覧を見ると、左記のようなイメージで受信した電子メールの一覧が表示されるだろう。
多くのMUAでは、受信日時順、或いは送信者や件名で並び替えて受信電子メールの一覧表示が可能である。
いずれにしても、受信した電子メール毎に1件に1行ずつ表示しているのである。

そんな当たり前のことをいちいち説明するのには理由がある。
現在のMUAには、「スレッド」単位で一覧表示をまとめる機能がある:
(Outlook Express の場合)
〔表示(V)
→ 現在のビュー(V)
→ 会話別にメッセージをまとめる(G)
(Thunderbird の場合)
〔表示(V)
→ 並べ替え順序(S)
→ スレッド(T)〕
上記では、代表的なMUAである Outlook Express の場合と、Thunderbird の場合を示す。
スレッド表示にするには、Outlook Express の場合は「会話別にメッセージをまとめる(G)」、Thunderbird の場合は、「スレッド(T)」をクリックでチェックを入れておく。
そうすることで、以下のような表示になる:

スレッド単位に一覧がまとめられ、複数のスレッドがあるものには+印などのような記号が付けられる。
この形態での一覧では、大抵、スレッド先頭の電子メールが表示される。
この状態で、+印の部分をクリックすると、次に示すような表示になる:
この例では、「供え物」という題名のところをクリックしたところを示す。

「供え物」という題名の電子メールに対して、リプライした電子メールの一覧が更に出てくる。

送信者の部分に段差が出来ていることに気がつくだろう。これは、元記事とリプライの相関関係をそのまま示している。

このようにしてスレッドを活用することで、レジュメの為に無駄な全文引用をする必要性は全く無くなるはずだ。

元記事とリプライの相関関係を示したものは、よく「ツリー」とか「コメントツリー」とか言われる。
 また、普通に使用していれば、スレッドの先頭にて、「Re:」で始まるスレッドは通常有り得ない。
 それにも関わらず存在するのは、多くは何らかの要因でスレッドが壊されたからである。

 よくあるスレッドの壊し方として、返信の際に「メールの作成」として新規メールの形を取ると、スレッドは壊れる。
左記は、Outlook Express での例である。「返信」を行うべきところを「メールの作成」で返信すると、新しいスレッドと見なされ、簡単にスレッドは壊れる。
そんな電子メールが、スレッド先頭の件名の先頭に「Re:」が付く、有り得ないようでよくある電子メールという訳である。
上記例では、下から3番目の「Re:文明」、と一番下の「Re: ~(都合によりモザイク)」がそれ。

時々ML(=メーリングリスト)で、「スレッドを壊さないでください」と怒られる送信者がいる。
殆どは、「メールの作成」(=新規作成)と、「返信」の区別の重要な意味が判らないで普段使っているからである。
なので、大半は怒られる理由も判らず、同じ行為を繰り返すという訳である。

また、別のメールアドレスに転送し、転送先で返信操作すると、同じようにスレッドは壊れる。
是非、スレッドを重要視して正しく活用を図って欲しい。
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