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電子メールの掟(技術偏)-8

○submission とは?
 今までは、電子メールの送信も中継も同じ受け口を使ってきた。
 だが 2005年頃から、POP before SMTP からの移行と、メールサーバには、電子メールの送信受付専用の受け口を設けようという動きの中で、一部大手プロバイダの半ば苦肉の策(?) として登場したのが submission である。
左図は、日本国内で主に行われている submission サービスの模式図である。
電子メールは歴史的経緯から、SMTP プロトコル用に予約されている 25番ポートを使って電子メールの送信依頼をいつも待ち構えている。

ここで「ポート」とは、通信を行う際の接続口のようなもので、「ポート番号」はその接続口の番号であるが、1つのIP アドレスに対しては 65536のポートがあり、SMTP は通常 25番が割り当てられていると思っていただきたい。

従来は、なんでもかんでも電子メールの送信には 25番ポートで受け付ける仕組みだったが、迷惑メール対策などの多機機能化の流れで、電子メール送信受付専用ポートを設ける考えが出てきて、これが submission ポート(587番ポート)という訳である。
ところが、日本の場合は、商業的理由で POP before SMTP 形式の不正アクセス対策からさっさと SMTP Auth に移行しなかった一部プロバイダの技術的対応を図る場になっている感がある。

 現状では、多くのプロバイダが、OP25B(Outbound Port 25 Blocking) と称して、自社以外の通信回線から 25番ポートへの接続を禁止し、本来さっさとやるはずだった SMTP Auth 対応を行っていると言う始末である。
 更に言えば、現状では Port25 に流すプロトコルも Port587 に流すプロトコルも全く同じ SMTP である。
 ただ、SMTP は長い目で見ると、今後はメールサーバ間専用の電子メール通信プロトコルと、メールサーバに対して電子メール送信を受け付けるプロトコルに分かれるかもしれないので、ポートを分割すること自体は悪い考えではない。
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