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ワインを楽しむ 4

2007年11月15日

 それより先は片っ端から飲みまくる。もちろんワインを知りたいと思う気持ちがあったからである。幸いワインが1本300円台で購入できるようになっていたこともあり、様々なジャンルを試すことができた。

 白ならドイツもの、赤ならフランス。いずれもしっかりと舌に味が残る個性派のワインを、初めのうちは粋がってセレクトをしていた。やがてカリフォルニアワインやイタリアものが種類を伸ばし、ワインによってはさらりとした飲み物であるということを覚えた。カリフォルニアワインやイタリアものは比較的手にしやすい価格のものが多い。特に白ワインについてはドイツものの甘さとコクがそろそろ気になりはじめていた時だったので、一気にイタリアもののファンになってしまった。ワインを知ると同時にチーズにも手を出し始め、いろんな種類を楽しみながらワインを手にする機会も増えて行った。当然、チーズはコクがあるのであっさりとしたのみ口を好むようになるのである。折りしもイタリアンの家庭料理的なお店が飲食店で増えていったこともあり、いわゆるハウスワインの手軽さやのど越しが広く好まれていったと思われる。

 やがて、イタリアものの軽さでは物足りない日もやって来る。赤ワインはフランスものに戻っていき、お店でオーダーする時もさらに「おもめ」をお願いする機会が増えて行く。ちなみにその「おもさ」によって価格は高くなるので、選ぶなどと息巻いてもワインリストをいただいても選ぶときは下から数えた方が早い位置のものしか結局はオーダーできないのが現実である。

 赤でも白でも裏のラベルにはそのワインの特徴が記されていて酒類販売店ではその表示でワインを選ぶ。白なら甘口なのか辛口なのか、赤なら重さ、それを軽い順からライトボディ、ミディアムボディ、フルボディと表示される。もっぱらフルボディを選ぶ私なのであった。さらにフランスワインでも産地によってその顔(色や香り)も全然違うことを知る。素人なりにも産地表示とぶどうの種類でだんだんなんとなく味のイメージが沸いてうるのだからおもしろい。それだけ舌の訓練を重ねてきたということなのだろうか・・・。

 去年出会ったワインでおもしろかったのは南アフリカ産のワインである。アフリカにワイン!?とは何とも意外であった。しかし、葡萄の産地はしっかりと存在し、そして太陽の恵みを受けて豊かな味わいを育てていた。知らないことがまだたくさんあるのだ。そんなふうに気がつく瞬間もおもしろい。

 いつものスーパーで、ワインを手にする日本人が本当に増えたんだなぁと思う。ワインに合うスナック菓子がコーナーを作っていたからである。ビールに合う・・・だけではなく今度はワイン。主にチーズ系フレーバーのスナック菓子である。深まる秋のこの時期にはスーパーマーケットさえもワインに注目する時代になっているのである。

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