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お料理と器のはなし 1

2007年11月19日

  どんなに食器棚にクビを突っ込んでも、我が家には自分で買ったウェッヂウッドもロイヤルコペンハーゲンも無い。もちろんその他の有名どころも無い。買っていないのだからあるはずがないわけだが。あったらいいなと思いつつ、まだまだ手が出ないのが高価な洋食器たち。あったら使いこなせているのかな?という不安も残るのが本音なのかもしれない。

普段使っている食器のほとんどが家を新築したときの頂き物か、ご祝儀などの引き出物である。幸い、たくさんの機会に恵まれ、数や種類が少ないわけではないと思っている。毎日お世話になっている食器類は、私にとって料理をアップグレードしてくれる強い味方であり、かわいいパートナーたちなのである。

例えば、いつもの大根の煮物でも大きな器にダーンと盛り付け、取り分けて食べるのがいいのか、洒落た小鉢にちょいと結び昆布と一緒に一人分ずつ付けるのがいいのかの選択でずいぶんと料理の印象が変わる。もちろん、それを食べるシチュエーションが大きくその選択に影響を与えることは言うまでもない。お料理と器には切っても切れない縁があり、私は、家庭の料理人(一般的には主婦がその役目だと思うが)にもそれを楽しむ権利があるのだと思っている。

ただ料理を作るだけではなく、その先のシーンを考えて一工夫する楽しさがあると考えてみる。例えばスーパーで買う惣菜ものを使いまわすご家庭も多い現代では、お料理をすることだけが全てではない状況もあるかもしれない。しかし、そんなときにもパックから出し、出番を待つ食器たちの力を借りてさらにおいしく見える工夫をしてみたら今度は食器選びが楽しくなるはずである。


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