洋服やアクセサリーを選ぶように、食材や調理方法、そして器を選ぶ。
どうしたらおいしくなるかな?とか、どうしたらもっとおいしく見えるかな?と工夫を繰り返し、そのうちにそれが楽しくなったりもする。そう・・・まるでおしゃれを楽しむように。
例えば同じほうれん草のおひたしでも、器を変えただけで、見え方がまるで違うと感じたことはないだろうか?いつもの平皿におひたしをのせ、上にかつおぶしをふる。ごく普通の一品だけど、たまにはほうれん草の緑に合わせた小鉢に盛り付け、器と食材との色をコーディネートしてみたら、ほうれん草の緑がとても新鮮に見えたり、逆に器がとてもはえて見えると感じることはないだろうか?
いかに格好よく、そしておいしく魅せるためにはポイントとなる重要な色のバランスがあることをご存知だろうか?フードコーディネートというカテゴリの中で「基本の五色」と呼ばれているものである。それは「赤」「白」「黄」「緑」「黒」の5色であり、例えばそれぞれを食材に合わせて「赤」はトマト、「白」は大根、「黄」はパプリカ、「緑」はレタスと置き換えてみる。つまりサラダとしてお皿に盛り付けたところを想像してもらいたい。まぁそれだけでもわりとバランスよくそしてかなりの新鮮さを想像していただけると思うのだが、そこにおしゃれ感をプラスするとしたら?と考えてみてほしい。ピリッと全体を引き締めたように魅せるには、ダーク系の色をそこにのせるとよい、ということなのである。ドレッシングを和風系にしておしょう油の色を生かした濃い茶色を合わせてもいいし、サラダを盛り付けるお皿を黒にしたらかなりスタイリッシュなサラダが出来上がるはずである。そう・・・食材に無い色を補うという考え方で器を選ぶことも重要なのである。
とは言うもののそれが全てなのではなく、あくまでも基本的な考え方であると私はそれを捉えている。必ずしもワンディッシュに5色を無理やり盛り付けなくても、どんなお料理にもアクセントになるカラーがあり、それをほんのちょっとプラスするだけでシンプルなおいしさを表現することができると思っている。なおさら、いろいろなカラーを配した器の重要性を感じていただけると思う。
- 投稿者: 住と食を学ぶ 日時: 2007年11月24日 01:10 | パーマリンク

