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おでんの季節 2

2007年12月04日

 おでんのルーツは田楽にあり!・・・は何となくイメージできる。田楽は茹でて柔らかくなった具材に甘味噌だれなどをつけていただくもの。その田楽の歴史は古く室町時代へとさかのぼる。室町時代というのは文献に初めて記載された時期・・・という節もあるので、地域によってはそれ以前から何かしらの形で食されていたメニューであったと思われる。

 何で「おでん」なのだろう・・・変な名前!と子供心に思っていたが、とりたてて調べることもなくすっかり大人になってしまった。あらためて名の理由を調べ、それが田楽(でんがく)の「でん」に由来すると言うことを知る。「お」を付けて「おでん」。今では全国区であるその名にはしっかりと歴史が残るのであった。

 具材を茹でてタレをからめていただく、それが「おでん」であり、今日のつゆだくで煮込むというやり方の「おでん」は江戸が発祥のようである。しかし、江戸時代に生まれた濃い色の出し汁でぐつぐつと煮込むやり方はやがて廃れていったという歴史を持ち、逆にこのおでんの作り方が伝わった関西では昆布などでしっかりと出汁をとって薄い色のまま煮込んで行くやり方に改良し、発展させていったのだそうだ。今はさらにそのきれいな仕上がりの作り方を関東の方でまねしているお店が多いのだという。

 幼い頃、我が家のおでんはどちらかと言うと濃い色だったと思う。具材は一般的な大根、昆布、コンニャク、卵。練り物はせいぜい竹輪とさつまあげ(地域によっては、はんぺんと呼ぶ人もいた)くらいで、現在のおでんの種を見るとびっくりするようなものばかりあり、本当に驚かされる。

 コンビニで見かけるおでんは出し汁が薄い色をしている。何しろ大根の色が濃いおしょう油色になど染まっていないのだから・・・。そして今までに見たことのない具材が次々に登場して店頭のおでんコーナーを賑わせている。

 こうしてどこのコンビニでも薄い色のおでんがあるということは、結局、関西風のおでんが全国的に認められたということなのだろうか。我が家でのおでんの作り方も意識して薄い色で仕上げるようになったのだから不思議だ。少なからず影響を受け、意識しなくてもコンビニで見かけるものを一般的なものと目で捉えているからだろうか。

   ↓ 缶詰おでんの中身

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