食についての安全は誰かから提供してもらうことだけを考えるのではなく、自分自身の価値観と自己責任で選択していく時代になっていくのではないだろうか?
価値観はともかく、自己責任についてはそれぞれがしっかりと見据えるべきである。もちろん、今騒がれている餃子の問題の前にはこれ以外の人為的な原因があるわけで、それとは異なる問題であるが、便利さに乗りすぎて忘れていることをきちんと思い出すときが来たのだ。
便利な冷凍餃子だけでなく仙台の牛タンや学校給食で使われている冷凍食品までもが問題の中国の工場で生産されていたと知っていた日本人は果たして全体の何割だったのだろう。
今回の工場の問題だけでなく、日本人の口に入ってきた加工品の多くが海外で作られているのだという事実は案外知っているようでいて、意識からは外れていることの方が多いように思う。
今さらながら、実際に国産の材料を作った国産の食品、つまり日本の中で作られている加工食品の割合について知りたいと思うのである。
海外、特に中国で作ると、人件費が安いからコストダウンできるという話はもはや珍しい話ではない。
実際に今回の餃子の件で問題になっている工場での月給が日本円で1万5千円程度という話もテレビで見た。1万5千円が果たして中国での生活にどのように影響しているのかは実感するよしもないが、1万5千円の月給では私は嫌である。だけど、そうした努力でできた中国製品を、私を含む日本の消費者たちは大方そうとは実感せずに口にして生活している。紛れもなく今ある事実なのである。
- 投稿者: 住と食を学ぶ 日時: 2008年02月05日 22:28 | パーマリンク
