見回せば、体にいいとされる発酵食品に囲まれている。朝食で言えば納豆やお漬物、そしてお味噌汁のお出汁に使うかつお節。パンなど洋風朝ごはんを好まれる人はヨーグルトやチーズなどを摂取しているかもしれない。
とにかく、ごく当たり前のところにあって毎日のように口にしている発酵した食品は、先人の知恵によって生まれたことは間違いない。
発酵食を研究している方々の話を聞く機会があった。発酵という言葉そのものはどうもしっくりいかない気がするが、その歴史から地域性、栄養価に至るまでのお話を聞くと、発酵という類まれな偶然は素晴らしいパワーを持つ発明だったのだと再確認させられる。
もともと、食品を保存するために使われた「塩をかけて長期貯蔵」という方法。通常食べ物は(魚などの生ものはもちろん、野菜など陸の産物も)時がくれば腐敗する。季節に合わせて食べ物を確保するという知恵を持つ人間たちは、どうしたら獲物が捕れない時期を過ごすのか工夫したのだ。その文化が今に至り、現代人の健康も支えてくれる。
そんな恵みについて考えてみたい。
- 投稿者: 住と食を学ぶ 日時: 2008年04月11日 09:36 | パーマリンク

