日本では今品薄ということで話題になっている“バター”だが、このフランス展のために本国から冷蔵で大切に空輸されたものがお披露目されていた。フランス国内の三ツ星レストランのシェフ達からも高い評価を得ているというバターのブランド「ジャン-イヴ ボルディエ」である。
日本のスーパーで販売されている箱入りのものとの大きな違いは色。限りなく白に近いクリーム色。ミルキィホワイトとでも表現すれば良いのだろうか。比べると日本のものは黄色がかっている。
伝統的に引き継がれた手作りの製法によって作られたバターは目にも美しく見た目が白っぽいので、バターでありながらあっさりとした味なのだろうかと思わせる。さっそく試食の人並みに入り込み、薄くカットされたバケットにほんの少しのせられたバターを手にした。
試食で用意されたのはこの<ジャン-イヴ ボルディエ>の人気商品である「冷蔵海草入りバター」だ。フランスの食品には海草を取り入れたものも多く、海草を練りこんで焼きあげたパンも有名である。
また、バターと言えば練り込むときに使用される塩も重要なポイントである。いまではたくさんのメーカーが輸入しているが、フランス産の塩は日本の塩と比べ粗さ、色、味とも違う。そんなフランス独特の繊細な塩を使って練りこんだバターは、上品な香りを放つ。そしてその芳醇なバターに混ぜ込まれた海草類が自然な塩分と共に調和している。細かく刻まれた青海苔の風味もほのかに効いている。添えられたバケットと共に口に放り込むと、ミルキィーなバターの味が口に広がった後、海の恵みがふわっと香ってくる感じである。
フランスからやってきたこのバターは、そのまま食べたくなるバターであった。
- 投稿者: 住と食を学ぶ 日時: 2008年05月09日 10:45 | パーマリンク
