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再び電力量の話しと変換効率

 電気で使う単位は一般社会と関わりがある??の項で説明したように、電気料金は 1kWh (=1000Wh)単位で請求される。
 各種の電気機器で消費電力の全てが有効に別のエネルギーとして変換されて活用されているかというと、実はかなりの電気機器で「NO」である。
 以下は、電気エネルギーからの変換効率である:

白熱電球 光エネルギー 9% 約9割が、可視光線にならず、赤外線などの熱エネルギーになる
蛍光灯 光エネルギー 25%~35%
IH調理器 熱エネルギー 25%~30% 約3分の2が電磁エネルギーへの変換で失われる
エアコン 熱交換 300%~700% (APF値 3.0~7.0)
家庭用冷蔵庫 熱交換 110%~200% (COP値 1.1 ~ 2.0)
TV(ブラウン管) 情報・音響機器 20%~30% ブラウン管自体のエネルギー効率は 0.01% 程度と言われている
TV(液晶) 情報・音響機器 60%~80%  
電気ポット 熱エネルギー 80%~90%  
家庭用洗濯機 動力エネルギー 75%~90% 一部メーカのドラム式洗濯機には 200% 以上のものが存在する。
家庭用掃除機 動力エネルギー 30%~70%
コンピュータ 情報・音響機器 15%~30% 7割以上が、熱エネルギーになるので、ヒートシンクが不可欠。
〔あらゆるWebサイトからの寄せ集め情報なので、正確を期していないことに留意されたい〕

変換されなかった残りのエネルギーは、殆ど全て熱エネルギーとなって消えていく。
 稼動中の電気機器が全体に生暖かいことがあるが、それは変換されなかった電気エネルギーが熱エネルギーになってしまっているからである。無駄になっているエネルギーである。

 エアコンが効率 100% を大きく超えるのは、熱交換にヒートポンプと呼ばれる方式が主流になっていることが大きい。
 この方式は、与えられた電気エネルギーの数倍の熱交換を行うことが出来るようだ。
 冷蔵庫も熱交換装置のひとつだが、こちらは熱交換効率だけではなく、温度を一定に保つことが重要なので、トータル的にはエアコンより効率は下がる。ただ、熱交換装置の技術的進歩で、消費電力以上の冷却能力を有するものが最近では多い。

 特にエアコンでは、同じ冷房能力でも1991年製のエアコンと、2001年製のエアコンでは、消費電力が2倍以上違う。
 実際に筆者の作業場で経験したことだが、1991年製の方はどうみても 1100W 以上あったものが、2001年製の方は 550W 前後である。
 単純に半分以下の消費電力で、電気料金の大幅節減に繋がっている。

 また、電気料金は使った電力量で決まるのだから、支障のない機器の電源はコンセントから抜くなどの対策もかなり有効と思われる。最近の大半の電化製品は、機器の電源が入っていなくてもコンセントに接続しただけで「待機電力」を消費するからである。
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