« 電気と磁気の協調 ― 電磁波 | メイン | 静電気と動電気-2 »

静電気と動電気-1

色々ある電気の挙動

 ラジオを知るためには、もう少し電気に関して基礎的な内容の説明がどうしても必要である。
しかしながら、このあたりから佳境になっていく。
電気の基礎知識に関して自信のある人は読み飛ばしても構わない内容である。
しかし、この後に続くラジオの話が全く理解できないようであれば、やはり、この章でみっちりと基礎をもう一歩理解して頂きたい。


 あまり聞かない言葉だと思う。特に「動電気」。
 私達が日常利用しているのは、紛れも無く「動電気」である。
img2_34.gif
静電気のほうは、よくご存知と思う。
静電気はその言葉どおり、プラスチックなどに帯電し、通常動かない電気だが、時に火花などを発生して放電する電気で、一般的に私達が利用するに不便な電気である。

静電気に対するものが動電気で、乾電池や発電機から発生する電気、発電所から送られてくるコンセントの電気は「動電気」である。

また、動電気は、自由電子の移動そのものという言い方も出来る。
また、私達が「電気」という場合は、殆どの場合「動電気」を指す。
コラム:「電気をつける」という慣用句
  電気は、照明のために欠かせないエネルギー源として、現代社会に於いては絶対に欠かせないものである。
 電気を利用した家庭向けの照明器具は、「白熱電球」→「蛍光灯」と変化し、最近は「LED(発光ダイオード)」のものも出現していて、同じ明るさであれば、消費電力は「白熱電球」→「蛍光灯」→「LED」の順に低くなっている。
 そういう背景もあってか、照明器具のスイッチを入れることを「電気をつける」という人が結構いる。

 この言葉、筆者に言わせれば、おかしな日本語のひとつである。
 何故かというと、先ず「電気」は取り外しが効くものではないからである。
目に見えないものをどうやって着脱するのだろうか?
 次に、「蛍光灯」や「白熱電球」、「LED」の別名や省略語は、どう頑張っても「電気」とは呼ばないからである。
 だから、せめて「照明を入れる」とか「蛍光灯を入れる」とか、そう言うべきだろう。
「電気をつける」は慣用句としてもよくよく考えるほど不自然ではなかろうか。
Powered by
Movable Type 3.34