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交流では、電圧変化と電流変化の時間差から独特の電気抵抗が加わる(リアクタンス・インピーダンス)

 交流の場合、純粋な電気抵抗の他に電圧の変化と電流の変化のずれからくる交流独特の電気抵抗が加わる。  そして、電圧変化と電流変化の関係は、コイルとコンデンサで異なると述べた。  ここでは、これらの変化をもう少し掘り下げることにする。
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コイルの場合は、常に電流変化が電圧変化に遅れをとり、結果的に電圧変化が先なので「電圧進相」の状態である。

電圧の位相と電流の位相がこのような関係になるとき、電気の世界では「誘導性負荷」と言う。
「負荷」とは何となく使われている言葉であるが、電気エネルギーを消費するものの総称である。電池や電源装置、コンセントに接続するものは、何であっても「負荷」という言葉で統一するのが電気の世界である。
また、「誘導性」という言葉の語源であるが、これは、コイルの電気的能力の指標として用いるインダクタンス(=誘導係数)から来ている言葉である。

 さて、コイルには交流電流を通しにくくする性質があり、交流電流を流すことで、電流と反対向きの電圧がコイル内部に自然発生するために交流電流が流れにくくなると、コイルに交流を流してみる ― 電流が追いかける の項で述べた。
 この、コイルの交流電流の通しにくさは、インダクタンスの大きさと交流電流の角速度(角周波数)に比例する。
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コイルの交電電流の通しにくさは、ずばりコイルの交流電気抵抗そのもので、「誘導性リアクタンス」と言う。
誘導性リアクタンスの値は、左記の(8)式で計算できる。

誘導性リアクタンスは、直流では周波数0(ゼロ)Hz なので、0Ωになる。
そして、(8)式を見れば、数学の得意な人はすぐ判ると思うが、周波数が高くなればなるほど、誘導性リアクタンスの値は大きくなる。

ラジオを初めとする通信機器用のコイルは、インダクタンスが数mH ~ 数十μH という値のものがよく使われる。
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