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リアクタンスとは?

■ ところで、リアクタンスとは?
 リアクタンスの「リアク」(React)とは、反作用、「タンス」(tance)とは、服などを収納するものを指すのではなく、「~のような性質を持ったもの」という意味である。
 単にリアクタンスという場合は、誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスを合成したリアクタンスを言う。
 何故合成リアクタンスというものを理解する必要があるのかというと、ラジオには、コイルとコンデンサを組み合わせた回路が当たり前のように使われているからである。
 基本的には、直列接続と並列接続がある:
img4_23.gif
ラジオを初めとする電子機器の部品どうしの結線を示すものに「回路図」というものがある。

回路図には独特の記号があり、概ね世界共通である。
コイルは img4_m01.jpg の記号で示す。またコンデンサは、img4_m02.jpg の記号で示す。また黒い点は、電気的に接続することを意味する。

また、後の節で出てくるが、
コイルとコンデンサの直列接続は、「直列共振回路」、
コイルとコンデンサの並列接続は、「並列共振回路」と呼ぶ。

直列接続における合成リアクタンスは以下の関係になる:
img4_24.gif
リアクタンスというものは、計算は出来るが実測は理論的には困難なものである。

周波数が低い場合、誘導性リアクタンスより容量性リアクタンスの方が大きい場合もあり得るが、その場合、合成リアクタンスは負の値になる。この場合は、場合にもよるが、符号を無視した絶対値で扱う。

実際にリアクタンスの算出をするときは、左記の(10-2) 式を用いる


img4_25.gif
並列接続の場合は、左記の (10-3)・(10-4)式のようになる。
実際にリアクタンスの算出をするときは、(10-4)式を用いる。

ここまで、「リアクタンスとは、周波数に依存した交流電気抵抗」と説明してきた。しかし、実際には、コイル・コンデンサのほかに、純粋な電気抵抗があり、リアクタンスだけでは実際の交流電気抵抗と一致しないことが多い。

また、リアクタンスは、純粋な電気抵抗と異なり、電力を消費せず、逆に電力(電気エネルギー)を保存する性質がある。

電気エネルギーを保存した分が、見た目に電気抵抗のように見えている、と今は認識しておいてほしい。
 また、合成リアクタンスは、誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスの和(足し算)でなく、差(引き算)であることにも注意すること。
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