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実際に現れる交流電気抵抗 ― インピーダンス

■ 実際に現れる交流電気抵抗 ― インピーダンス
 オーディオ関係に詳しい人や、アマチュア無線を嗜んでいたりしている方々には、意外とお馴染みの言葉でもある。
 オーディオ関係では主に接続するスピーカーのインピーダンス、無線ではおもに使用する同軸ケーブルのインピーダンスを合わせることで、装置に負担が掛からず快適な環境で使用できる。
 何故インピーダンスを合わせる必要があるのか、は別問題だが、後日それを理解する必要に迫られた時のためにも、
 「インピーダンスって何?」を理解しておくべきである。

 単刀直入に言ってしまえば、インピーダンスとは、コイル・コンデンサのリアクタンスと純粋な電気抵抗の合成抵抗値である、と言える。もっと簡単に言えば、単に「電気抵抗」という場合は直流における電圧と電流の比を示す(単位はオーム[Ω])が、「インピーダンス」という場合は、交流における電圧と電流の比である(同じく、単位はオーム[Ω])。

 つまり、インピーダンスは、リアクタンスとは異なり、測定可能な実際の交流電気抵抗であり、インピーダンスの値で実際の電子回路の挙動を考えることができる。
 後述する直列共振回路・並列共振回路を例にして、インピーダンスを示すと以下のようになる:
img4_26.gif
img4_27.gif
回路図上では、抵抗は img4_m03.gifで示す。
 上の図で (11-3) 式が直列接続の場合のインピーダンス、 (12-2)式が並列接続の場合のインピーダンスである。
 接続自体は、このほかにもいくつかあるが、数式だらけになり且つ難しくなるので、ここでは上記2つに留めておく。
コラム:イミタンス(Immittance)
 電気の各種単位には「~タンス」「~ダンス」という言葉で終わるものが多い。
 これらの言葉の総称を「イミタンス」と言うことがある。
(実際には、インピーダンスとアドミタンスの総称を指す)
 本文でも示したが、「~タンス」「~ダンス」は、「~のような性質を持ったもの」という意味がある。

 イミタンス(及び関連用語)には以下があり、大半が今まで出てきたものである:
・Registance  :レジスタンス ≡ 電気抵抗   ・Conductance :コンダクタンス ≡ 電気抵抗の逆数
・Reactance  :リアクタンス   ・Susceptance :サセプタンス  ≡ リアクタンスの逆数
・Impedance  :インピーダンス    ・Admittance :アドミタンス   ≡ インピーダンスの逆数
・Capacitance :キャパシタンス ≡ 静電容量  
・Indactance  :インダクタンス ≡ 誘導係数  


 赤文字のものは、今回は扱わないものである。


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