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並列共振回路の場合

■ 並列共振回路の場合

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同様に、再び左記のグラフを見ていただきたい。
共振周波数f0では、直列共振回路とは反対に合成リアクタンスが最大になっている。
また、大抵の並列共振回路では、左記のグラフ内に描いた回路のように、等価的にコイルと直列にコイルの巻線自身による抵抗分が直列に入るケースを考慮する。
並列共振回路をラジオの同調回路として使用する場合、通常はコンデンサの両端から選局された放送局を取り出す。
コイルとコンデンサが並列接続されている場合、合成リアクタンスが小さい周波数では、左記グラフ内回路のA-B間に交流電圧を加えても短絡状態に近い状態なので、コンデンサ両端に現れる電圧はゼロに近い。
つまり、共振周波数f0で合成リアクタンスが最大になるため、結果的に共振周波数f0付近だけコンデンサ両端に電圧が発生する。
直列共振回路では、両端に加わった電圧のQ倍の電圧がコイルとコンデンサに現れたが、並列共振回路では共振周波数f0においてグラフ内回路の A-B 間に加えた交流電圧とほぼ同じ電圧がコンデンサに発生する。
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並列共振回路においても、共振回路の性能を表すひとつの指標に「Q」が用いられる。
周波数特性は、直列共振回路と同じである。

並列共振回路における「Q」というのは、特定の周波数における、抵リアクタンス:抵抗の比で、単に「Q」という場合は、直列共振回路と同様、共振周波数における「Q」の値を指す。
理想的な並列共振回路では、共振周波数 f0 では、Qは無限大になるはずである。

ところが通常は、コイルにそれ自身の巻線による抵抗分があるため、決して無限大になることは無い。
左の図のように 100 ~ 300 程度であることが多い。
抵抗分がQを下げる要素であることも、直列共振回路と同じである。

最後に、並列共振回路の共振周波数は、以下のようにして導き出すことができる:
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共振条件は、直列共振回路も並列共振回路も、複素数やベクトルという、やや高度な数学を用いると説明しやすいのだが、一般にはやや難解なので、今回は、「こうなるんだ」と割り切って頂きたい。

並列共振回路における共振周波数は、(14)式の通りになるのだが、実用上はあまり問題にならないことが多いため、直列共振回路における共振周波数と同じ算出式(13)式が流用される。
特に初心者向けの技術書には、(14) 式の記載が無いこともある。

直列共振回路と同じコイル・コンデンサを並列共振回路で使用した場合、コイル自身の巻線抵抗の影響により、直列共振回路よりほんの少し共振周波数が高くなる。
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