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ラジオの中身を勉強することは無線通信の基礎になる

ラジオの中身を究める
 ここからは、理論・理屈だけでなく、実際に今まで出てきた理論・理屈を活用するための準備をする章である。
 そのために実際の電子部品や電子回路に関することを扱う。


○ ラジオの中身を勉強することは無線通信の基礎になる
 今や通信の主流になりつつあるのは、「インターネット」である。
 「インターネット」と聞くと、光ファイバーとか、ADSL とか、LAN ケーブルだとか、いわゆる有線通信を連想するだろう。
 しかしながら、その通信技術の基礎は殆どが無線技術の応用であり、伝送媒体がケーブル(電線)か、電波か、の違いである。加えて、インターネットにおいても、無線LANが広く活用されている。

 即ち、インターネットを初めとする有線通信の基礎は無線通信の基礎でもあり、無線通信で最も身近で基本的なものは、ラジオ(受信機)である。だから、ラジオの中身を勉強することは、無線通信の基礎にうってつけであり、視野を広げるきっかけにもなるはずだと筆者は確信している。

○ 主役は今や半導体
 無線通信や受信機に詳しい年配の方々に出会い、いざ初心者向けの指導を仰ぐと、真空管の回路を引っ張り出し、真空管の説明をするなんてことに出くわし、面食らうことがある。
 趣味としてはそれも楽しいものだが、現在では殆どの家電製品や受信機は半導体で作られたトランジスタや、ブラックボックスと化した半導体で作られたLSIなどで構成されているのが常である。
だから、これから新たにこの趣味を嗜もうとする若年層に真空管を題材とした指導は無意味に近い。
 この趣味を嗜み続けて初心者をとっくに卒業したような人に真空管を教えるのは、問題ないだろうが・・・

 そのため、ここでは専ら半導体だけを扱う。
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